乳がん確定し、死ぬかもと思うと、会いたい人に会わなくちゃと焦る。
行きたいとこにも行きたし、旅行も行きたい。
家も片付けたり、大事な書類も私がいなくなってもわかるように整理しとかなくては・・・
何からすればいいのか?
乳がんがわかった日、長女が幼稚園の頃からのママ友、といっても、今や親戚くらいの友達に伝えた。もし逆の立場なら、めっちゃくちゃ頼ってほしいし、とにかく言わないと怒られると思ったから 笑
しこりのこともいってなかったから、友達は寝耳に水で、大号泣で大パニック。
2人で号泣しながら電話。
翌々日、高野山にある女人高野とも呼ばれる慈尊院に行き、乳がんのお守りや、御朱印を持ってきてくれた。わたしのために、忙しいのにほんとにありがたい。
乳がんについても調べてくれたり、こんな食べ物がいいらしいとか、毎日のように気づかってくれて、とにかく前を向こうと励ましてくれた。ほんとに心強い。
私もただただ落ち込んでる場合じゃない、今できる事をしないとと思わせてくれた。
食事について見直そうと思ったのもこの頃で、癌にいいと言われていることはしてみようと。
他の友達にも数人話した。
友達の友達、職場の人、親戚の人、乳がんの人がたくさんいることもわかった。
幸いにも、みんな今は元気にしていると聞いて、ほんとに希望になった。
職場のみんなにも、乳がん確定してから伝えた。
検査の時点で、あまりよくない事は数人には話していたけど、私のショックが隠しきれていなくて、心配して聞いてきてくれる人もいたり。
とにかく、自分の体のことだけ考えて!仕事は全力でカバーするから!といってくれた。
ギリギリの人数で、もうすぐ繁忙期もやってくる。
1ヶ月後退職を予定してた先輩は、私が職場のことを気にせず休職できるように、退職せず残ってくれると言ってくれた。悩んだ末の退職決意だったと思うし、これからの予定もあっただろうに、ほんとに感謝しかない。
がんとわかった時、仕事を続けれるのか、やめた方がいいのか悩んだりもした。
実際、子供にもこれからどんどんお金がかかるし、自分の医療費のことを考えると、仕事は続けていきたい。
治療したあと、別の仕事を探すとなると、まず病気のことを理解してもらう必要もある。新しい仕事と新しい人間関係、なかなかパワーがいる。
ありがたいことに、今の職場で給料保障の規約もあり、傷病手当ももらえることになって、なんといっても、もし辞めて夫の社保扶養に入ると、ひと月の医療費の上限額が80,100円になるけど、自分の健康保険のままなら57,600円。この差は大きい。
それに、あたたかい仲間とまた仕事がしたい。これが治療をがんばるうえでのモチベーションになると思う。
がんになって、まわりの温かさにほんとにはげまされた。
とにかく、笑っていよう。無理やりにでも笑っていると、脳がだまされて、病気じゃないって勘違いさせたらこっちのもんらしい。