フキ(ふきのとう)の苦味成分に、がんを抑制する効果がある!?

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フキのとうの苦味成分に、がんを抑制する効果

癌に良い食材を探していたところ、興味深い記事を見つけました!

フキのとうの苦味成分に、がんを抑制する効果。

フキのとうに多く含まれる苦味成分「ペタシン」に、がん細胞の増殖と転移を強く抑制する効果があることが発見された。

がん細胞は活発な増殖や転移をするため、正常な細胞より多くのエネルギー(ATP)や細胞の構成要素(核酸とタンパク)を合成する必要がある。このため、大量の栄養素を取り込み代謝している。がん細胞のエネルギー代謝を阻害する効果を持つ既存の化合物(ETCC1阻害剤)は、活性が弱いか毒性が強く、がん治療への応用ができなかった。
フキのとうのペタシンは、既存の化合物の1,700倍以上の高い活性でがん細胞のエネルギー代謝を阻害し、抗がん効果では3,800倍以上になることが判明。また、がん細胞のエネルギー代謝のみを阻害し、正常な細胞に対してはほとんど副作用が出なかった。ペタシンは、乳がんや胃がん、大腸がん、膵臓がん、白血病など、幅広い種類のがん細胞に対して、非常に強い抗がん活性を示し、転移を促す遺伝子の働きも抑制した。
ペタシンは、今後がんのエネルギー代謝を標的とする新しい抗がん・転移阻害薬として有望と考えられる。

ペタシンという成分ははじめて聞きましたが、主にセイヨウフキ(Butterbur)の根や葉に含まれる化合物で、医療や健康に対する様々な効果が報告されています。

ペタシンについて

1. 頭痛・片頭痛の緩和

ペタシンは、片頭痛の予防と治療に効果があることが複数の研究で示されています。
ペタシンが血管を拡張し、炎症を抑える作用を持つため、片頭痛の発生頻度や強度を減少させるとされています。例えば、ある臨床試験では、ペタシンを含むセイヨウフキエキスを服用した患者の片頭痛の頻度が有意に減少したことが報告されています。

2. アレルギー症状の軽減

ペタシンは抗ヒスタミン作用を持ち、花粉症やアレルギー性鼻炎などの症状を軽減する効果があります。ヒスタミンはアレルギー反応の主要な原因物質であり、ペタシンがこれをブロックすることで、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状を和らげることができます。

3. 抗炎症作用

ペタシンは抗炎症作用を持ち、炎症性疾患の治療に役立つ可能性があります。関節炎やその他の炎症性状態において、ペタシンが炎症を抑えることで痛みや不快感を軽減する効果が期待されています。

4. 呼吸器系の改善

ペタシンは気管支拡張作用を持つため、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器系の疾患に対しても有益です。気道を広げ、呼吸を楽にすることで、これらの疾患の症状を改善します。

5. 抗腫瘍効果

初期の研究では、ペタシンが特定のがん細胞の成長を抑制する可能性が示唆されています。
抗酸化作用や細胞保護作用を通じて、がん細胞の増殖を抑える効果があるかもしれません。しかし、この分野の研究はまだ初期段階であり、さらなる研究が必要です。

注意点

セイヨウフキにはピロリジジンアルカロイド(PA)と呼ばれる有害な物質が含まれており、これを除去した食材を選ぶことが重要です。長期間の使用や過剰摂取は肝臓に負担をかける可能性があるため、適切な使用方法や用量を守ることが推奨されます。

結論

ペタシンは、片頭痛の予防やアレルギー症状の軽減、抗炎症作用など、さまざまな健康効果を持つことが示されています。しかし、使用には注意が必要であり、特に長期間使用する場合は医師と相談することが重要です。私も主治医に相談してみようかと思っています。
今後の研究により、ペタシンのさらなる効果や安全性についての理解が深まることを期待します。

まだまだ研究段階ですが、フキノトウが少しでも癌に効果があるのであれば、藁をもすがる思いで、毎日食べ続けたいですね!!

ちなみに、「ふき」と「ふきのとう」は、同じ植物の異なる部位となります。 
ふきのとうは、ふきの花芽の部分で、苦味が強く、独特の風味があります。 
一方、ふきは葉柄という、葉と茎の接続部分のことで、苦味は控えめで食感が楽しめます。
ふきのとうは、ふきのつぼみなのですが、ふきのとうがそのまま成長して、ふきになるわけではなく、2~3月に先にふきのとうが出てきて、その後、4~6月に別のところからふきが出てきますので、別物と考えて良さそうです。

フキのおひたし

今はフキノトウがないので、気持ちの問題(フラシーボ効果)を狙って、普通にフキのお浸しを食べるようにしていますね・・・

春先の2月3月には積極的にフキノトウ(蕗の薹)の天ぷらを作って食べたいと思っています!!
もちろん子供たちは嫌がりそうですが・・・笑

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