お酒を消毒液の代わりに使うことが正式に認められました。

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2020年4月13日、厚労省より消毒液の代わりにアルコール高濃度の酒の使用を認める というニュースがありました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、アルコール消毒液が不足していることを受けて、厚生労働省は、アルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを特例として認めることを決めました。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために必要なアルコール消毒液は、供給が追いつかず、各地の医療機関や高齢者施設から対策を求める声が出ています。

これを受けて厚生労働省は、やむをえない場合にかぎり、酒造メーカーがつくるアルコール濃度が高い酒を消毒液の代わりとして使用することを特例として認めることを決め、全国の医療機関などに通知しました。

具体的には、アルコール濃度が70%から83%の酒を対象とし、これより濃度が高い酒は、殺菌効果が落ちるため薄めて使うよう求めています。

この濃度に該当する酒はウォッカなどで、酒造メーカーでは、消毒液の代わりとして使用することを想定した製品の製造も始まっているということです。

厚生労働省は「主に医療機関での消毒液の不足を解消するための特例措置であり、一般の家庭では、引き続き、手洗いの励行を続けてもらいたい」と話しています。

酔っ払わないよう注意です(笑)

高濃度のお酒といえばスピリタス(最高96度)ですが、、、現在いろいろな酒造メーカーが消毒用としてではなく、飲料用という名目で高濃度アルコール商品を販売しております。

茨城県水戸市の明利酒類の「メイリの65%」※価格は360ml:1000円
高知県安芸市の菊水酒造の「アルコール77」※価格は500ml:1200円
富山県砺波市の若鶴酒造の「砺波野(となみの)スピリット77%」※価格は300ml:880円
福島県郡山市の笹の川酒造の「SPIRITS75」

などなど。。

アルコール度数77度のスピリッツ

指定医薬部外品の許可も必要ないので、製品化されるのも早いでしょうし、酒税も入ってきて財政も潤うと思いますので、、個人的には歓迎すべきニュースだなぁと感じました!!

でもこれらのお酒も注文が殺到していて、価格も高騰している模様です。
厚生労働省の発表を機に、もっとたくさんの酒造メーカーがアルコール度数80%前後の市場に参入すればよいですね!!

しかし、こんな度数のお酒を消毒ではなく晩酌に使ってたら・・・
アル中まっしぐらですねぇ(汗)

ちなみに、「砺波野スピリット77%」の場合、1本880円当たり、231円の酒税がかかりますし、度数70%以上のアルコールは消防法上、危険物に該当するため、1日の生産量が80リットル未満に制限されています。

医療機関に優先的に出荷するなど各企業も努力してくれていますし、このあたりの法制度も減免してあげれば、より消毒液不足解消に拍車がかかるんじゃないかと感じております!!

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